診療補助

リハビリテーション科

リハビリテーション科について

病気やけがによって生じた心身の障害に対して、障害された機能の回復と、残された機能を有効にかつ最大限に活用できるように理学療法と作業療法を行い、患者様の家庭復帰・社会復帰のお手伝いをいたします。

理学療法

理学療法は、主に寝返りや起き上がりなどの基本動作能力、歩行や階段昇降などの移動能力の回復を目的とします。筋力トレーニングや関節可動域訓練(関節を動きやすくする訓練)から、より実践的・応用的な動作の練習を行ないます。

作業療法

作業療法では、食事動作やトイレ動作、着替え、料理といった生活行為が再び行えるように、治療や援助を行います。患者様の身体的な障害だけでなく、認知面に対しても機能の維持・改善のお手伝いをいたします。

検査科

生理学

患者様の体を直接検査して、体を構成する組織や器官の機能を評価する検査です。

超音波検査

人の耳では聞こえないほど高い周波数の音を超音波と言います。超音波を体に当てると組織や臓器の境界で反射されます。この反射された超音波を受信して画像を作り出し体内の様子を観察します。音波なので放射線被曝や痛みの心配はありません。

・観察する体内の部位
心臓、腹部、下肢静脈/動脈、頸動脈、甲状腺、乳腺

心電図検査

心臓に流れている電気の変化を記録することで、心筋梗塞や不整脈などが分かります。

ホルター心電

小型軽量の心電計を装着し24時間心電図を記録する検査です。

負荷心電図

階段昇降をすることで日常生活での胸痛・動機・息切れなどの状態を再現し、そのときの心電図変化を観察して運動中の心機能を評価する検査です。

ABI(足関節上腕血圧比)

両手、両足の血圧を測ることで、動脈硬化による血管の狭窄や閉塞を評価する検査です。

呼吸機能検査

慢性閉塞性肺疾患など、肺や気管支の異常がないかを調べる検査です。

PSG(終夜睡眠ポリグラフ検査)

一晩入院していただき、睡眠時無呼吸症候群を評価する検査です。他にも、自宅で行っていただく簡易検査があります。

眼底写真

目の奥(眼底)の写真を撮り、眼底の血管、網膜、視神経などを調べる検査です。糖尿病性網膜症や緑内障、高血圧性変化、動脈硬化の程度などが分かります。

検体検査

患者様から採取した血液や尿、便、喀痰などについて様々な検査をします。以下のように幅広い種類の検査があります。

・貧血や白血病の有無など
・肝機能、腎機能など各臓器の検査
・感染症、アレルギー、腫瘍マーカー、ホルモンなど
・出血の際に止血する機能が正常かどうか
・検尿、検便など
・感染している菌の特定
・がん細胞の有無など
・血液型や輸血製剤との適合確認

栄養科

栄養指導(外来・入院)

医師の指示の元、管理栄養士が1人1人の生活スタイルにあった食事のサポートを行います。気になることや悩んでいることがございましたら、医師にご相談ください。
また、必要に応じて退院時に患者さんのご家族も対象に栄養指導を実施しております。

対象者

・特別な食事管理が必要な方(糖尿病、脂質異常症、高血圧症、高度肥満症、心臓疾患、貧血、痛風、胃腸疾患、膵臓病、肝臓病、腎臓病)
・がんの方
・噛む、飲み込む機能が低下した方
・低栄養の方

時間

・初回30分程度 2回目以降20分程度

どんなことができる?
インターネットや本に載っているような情報は、誰でも簡単に得ることができます。
栄養指導では、患者さん1人1人の生活スタイルにあった食事療法を一緒に考えていきます。やめましょうと禁止や制限をするのではなく、これなら食べても大丈夫と代替えを提案することで、無理なく食事療法が継続できるようサポートしています。
認定栄養ケア・ステーション

あらゆる栄養ケアを提供する地域密着型の拠点として、当院は日本栄養士会から認定栄養ケア・ステーションの認定を受けています。地域の方はもちろん、高齢者施設、クリニック、居宅介護支援事業所などからも、お食事に関するご相談、ご依頼を受け付けております。お気軽にご相談ください。

設置経緯

超高齢社会に伴い在宅医療の充実を始めたことがきっかけです。病院として、地域の多職種との連携を深めていく中で、管理栄養士も訪問に出る必要があると判断し、在宅訪問栄養や栄養講座など地域における栄養ケアの啓発活動を開始しました。
活動していく中で、認定栄養ケア・ステーションの存在を知り、平成27年より認定栄養ケア・ステーションモデル事業として活動することになりました。その後、日本栄養士会から登録第1号として認定され、平成30年には栄養ケア・ステーション認定制度がスタートし、新たに日本栄養士会から認定されました。
当院の始まりは訪問診療や訪問看護、訪問リハビリテーションでした。それにとらわれずケアマネージャーやヘルパーなど院外の多職種とも連携することで、誰でも気軽に相談できる窓口となることを目標として、地域の皆様の栄養管理を行っていけるよう邁進してまいります。

業務内容

・栄養相談
・訪問栄養指導
・健康イベント・セミナー、研修会
・料理教室、栄養教室
・健康・栄養関連の情報、レシピ・献立等の提供
・スポーツ栄養
・病院・診療所などと連携した栄養食事指導(医療機関向け)
・特定保健指導(健康保険組合・企業・自治体向け)
・食品・栄養成分表示に関する指導・相談 (企業向け)
・地域包括ケアシステムにかかる事業関連業務 (自治体向け)

どんなことができる?(実績)

食・栄養の専門職である管理栄養士が、栄養学に基づいたさまざまなサービスを展開


講習会、調理実習
・地域住民、消防職員向け「健康増進について」
・家族介護者向け「低栄養や嚥下食について」
・施設の調理者向け「一般食から治療食・嚥下食への展開・調理の仕方、栄養価計算、献立へのアドバイス」
・施設の職員向け「食事介助、摂食・嚥下機能について」
・ケアマネージャー向け「訪問栄養指導の活用について」
・地域ケア推進会議「管理栄養士の活用、訪問栄養指導について」

地域イベントへ栄養相談として参加

新聞へのコメント・レシピ掲載

健康や栄養関連の情報誌・レシピ作成

こんな時、ご相談ください

・食事について相談したい
・食事の話をしてほしい
・メニュー、量、味付け、バランスをみてほしい
・栄養についての講義やイベント実施をしてほしい
・退院後の食事が心配

お問合せ先

個人・団体・施設等から依頼を受け付けております。詳細は町田病院栄養科へお問い合わせください。

TEL:042-789-0502
平日9:00~17:00

訪問栄養指導
訪問栄養指導とは

通院が困難な方のために管理栄養士がご家庭を訪問し栄養管理や食事指導を行います。「おうち」で安心しておいしく食べようをテーマに、退院後の自宅や施設などの「おうち」で、1人1人の生活にあった食事のサポートをしていきたいと考えております。

対象者

・特別な食事管理が必要な方(糖尿病、脂質異常症、高血圧症、高度肥満症、心臓疾患、貧血、痛風、胃腸疾患、膵臓病、肝臓病、腎臓病)
・噛む、飲み込む機能が低下した方
・低栄養の方

訪問時間・回数

平日10:00~15:00
(1回あたり30~60分程度 / 月2回まで)

ご利用料金

医療保険や介護保険(要支援1~2、要介護1~5)の適用となります。

在宅患者訪問栄養事指導 居宅療養管理指導
保険 医療保険 介護保険
訪問先 自宅・軽費老人ホーム・有料老人ホーム・サービス付き高齢者向け住宅・グループホーム・看多機
訪問不可 特別養護老人ホーム・養護老人ホーム・ショートステイ
介護保険負担割合 同一建物住居者1人 同一建物住居者2~9人 同一建物住居者10人以上
1割 544円/回 486円/回 443円/回
2割 1,088円/回 972円/回 886円/回
3割 1,632円/回 1,458円/回 1,329円/回

※交通費は3km圏内無料。それ以上は1km毎に100円加算されます。
※居宅療養管理指導費は、居宅サービスにおける「支給限度額管理」の対象外であるため算定に影響はありません。例えば要介護5で、その支給限度額36,217単位分のサービスを使っている場合であっても算定可能です。


介入までの流れ
  1. お電話またはFAX(依頼書※下記参照)にて町田病院栄養科へ訪問栄養食事指導の依頼
  2. 管理栄養士が担当ケアマネージャーへ介入の旨を連絡
  3. 主治医に指示箋※下記参照の依頼
  4. 患者様へ重要事項説明事項による説明・同意・契約
  5. 日程調整後、訪問栄養食事指導実施
  6. 管理栄養士より主治医・ケアマネージャーへ報告書を提出

依頼書のダウンロードはこちら

指示箋のダウンロードはこちら


どんなことができる?

・食事摂取量と栄養状態や身体状態の確認
・1人1人の嗜好に合わせた栄養管理、食事指導、食事形態の提案
・ご本人と一緒に、介護されているご家族やヘルパーの方への調理指導
・ご家族やヘルパーの方に食べる姿勢や介助の方法を提案
・買い物や宅配弁当の手配
・ミキサー食やとろみなど嚥下機能を考慮した食事の作り方
・ご本人に合わせた栄養補助食品、介護用食品の紹介など
・退院後の食事環境整備


こんな時、ご相談ください

・利用者さんの食事のことを聞かれたがわからない
・食事摂取量が低下して体重減少が著しい(目安:体重が6か月以内に2~3㎏減少)
・食べているのに体重が増えない
・偏食がひどく、好きなものしか食べない
・リハビリはやっているけど、筋肉がつかない
・食事でムセ込んでしまう
・ムセはないが、誤嚥性肺炎になり入退院を繰り返している
・きざみ食の作り方がわからない
・普通のご飯が食べたい
・食事形態の上げ方がわからない

薬剤部

日常業務
調剤業務

・内服/外用(原則一包化、簡易懸濁法導入)
・内服カートセットだし方式
・注射(個人セットだし)

化学療法

・ミキシング業務
・服薬指導

医薬品管理業務

・使用期限チェック

副作用情報収集

・PMDA報告

DI業務

・問合せに対応
・院内研修開催

コロナワクチン接種に伴う業務
院内での接種業務に伴う解凍⇒室温保管

・内服/外用(原則一包化、簡易懸濁法導入)
・内服カートセットだし方式
・注射(個人セットだし)

基本型施設としてのワクチン管理

・ミキシング業務
・服薬指導

入荷作業

・ファイザー社からの入荷(例:1回の入荷195V/箱×18箱)
受け取り時に-90~-60℃ が保たれた状態で配送された ことを確認、 すぐに超低温冷凍庫に保存

出荷作業

・町田市の保健所依頼の週2回(水曜日・土曜日)の午前・午後の2回出荷

地域連携課(患者サポート窓口)

地域連携課は「自院と他院・他施設をつなぐ部署」です。
多職種チーム(看護師・医療ソーシャルワーカー・事務員)が中心となり、患者様がスムーズに医療機関へ受診・入院できるように、また医療機関から退院・転院することができるように、医療機関、介護施設をはじめ、行政や福祉に関わる多くの施設と協働し様々なご相談をお受けいたします。

患者サポート相談窓口

患者・家族の皆様へ
当院では、患者様とその家族の皆様からの病気に関する医学的な質問並びに生活上及び入院上の不安等様々なご相談に対応する窓口です。ご相談いただいた内容については、個人情報に配慮し迅速に対応するとともに、貴重なご意見を当院の医療安全対策及び運営改善に活かすことを目的に「患者サポート相談窓口」を設置しておりますどうぞお気軽にご相談ください。

設置場所:4階地域連携課
運営時間:月~金曜日(祝・日曜日を除く) 9:00~17:00
受付電話:042-792-0602